多国籍ミサ
ミサ直前、「娘です。韓国から帰ってきました。」「あ、そー。アンニョンハセヨ~」こうして始まったミサだったが、いつのまにか、見慣れない女性が立っていることに気がついた。最近、旅行者や帰省客が顔を見せることがあったので、あまり気にも留めなかった。ミサが終わったら自己紹介してもらおうと香部屋から出ると、お御堂から出て行くところだったので、声をかけると韓国からの旅行者と言うではないか。早速さっきの留学生を紹介した。たちまちハングルでの会話が始まり、記念写真にメールアドレスの交換が始まった。「内密な話がある」というので座を外すことになったので結末は分からないが、多分、あの子のお母さんなら「うちにいらっしゃい」ということになったに違いない。すると、横からキリバスの漁師さんが、「魚、明日午後3時、持ってきます」と言って帰った。小さな小教区だが話題に事欠かない。
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