突然だが「憲法九条が世界の憲法になるのは千年先の話」

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「私は矛盾を感じながら見た」

実はこれ、昨日の平和を学ぶ会でのこと。前半DVD鑑賞,後半キリスト教、神道、仏教の立場からの平和講演。DVDは「9条をを抱きしめて」と題するもので、元海兵隊員でベトナム戦争体験者のアレン・ネルソン氏による講演記録。「憲法9条は日本だけのものだから護るべきだ。」戦争体験者だけに説得力があった。

「沖縄に派遣されている米軍は中流以下の貧しい家庭の若者たち」というネルソン氏の言葉に、最近読んだ「偉大なる後進国アメリカ」のある頁のことが思い起こされた。給食費が払えなくて昼抜きの小学生も多いという。18才で入隊したのは貧困からの脱却が目的だったというから、ネルソン氏も同じ憂き目に遭ったに違いない。

話が横道にそれたが、冒頭の表題は三番目の講師天台宗ご住職宮下和尚さんの言葉。諸宗教懇和会立ち上げ時の同士の一人で10年来のお付き合いだが、声に力があり、話の内容は的確で舌鋒鋭く説得力大なるものがある。「ロシア然り中国然り、支援しているミャンマー然り。憲法9条をかざしてもどうにもならないという矛盾。」

「だから私は矛盾を感じながら(DVD)をみた」と結ばれたものだから、「え、じゃあ私たちはどうすればいいの?」と思ったので質問の時間に真っ先に立ったワケ。もっとも司会者に名指しされたからだが。結論は「祈ることしかできない」だったので安心した。(初めからそこのところを明言されたらよかったのに)。

宮下和尚さん提供

宮下和尚さん提供

声に力がある、といえば、一番驚いたのはあの穏やかな牧師の穂森先生。確信に満ちた力強い声の響きは別人かと思われたほどだ。神学校では説教の内容や長さ、間の取り方の指摘は受けたが発声の訓練は受けなかった。今さら言ってどうなることでもないのだが。2番手の神道の方も溌剌と明快だった。明日から気をつけよう。

あれ、平和問題とはかけ離れた結論になった。かけ離れたと言えば、先月末の霧島でのカトリック幼保連盟研修会といい、この二日間の鹿児島往復といい車での長距離移動がまた楽しくなってきたゾ。

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