ということで天草巡礼記続き
実は、ニュクスの角灯の刺激が強くて、巡礼記を書く気力が失せてしまったのだ。なんだか可愛い少女の面影ただようあの漫画家彩さんが立ちはだかっているようで筆が進まないのだ。そうは言っても、イルミネーションに輝く大江の夜景を思うと不思議と力がわいてきた。
姉妹教会のお隣崎津教会は地域ごと世界遺産になったが、大江は外された。キリシタン時代の史跡に乏しいというのが理由だったらしい。その点、崎津には多くの史跡が残されている。確かに、町並みも趣があって教会も1569年に建てられて活発な宣教がなされたという。
現在の教会は約100年前のものでパリミッションのハルブ神父様の手による。神父様のお墓は道を挟んだ反対側にある納骨堂の裏にある。因みに、我が瀬留教会もそのハルブ神父様が建てたもので身近な感じはするのだが、昨年8月の小教区上げての大歓迎にすっかり大江びいきになってしまった。
その大江教会は、1933年、ガルニエ神父様によって禁教令解除後最初に建立された。前述の崎津教会は世界遺産ということでイルミネーションも町によるものだが、大江は信者を中心に地域の人々によって設置されたという。しかし、民間の大江の方がはるかに見応えがある。民間の意地?大江の写真をもって完としよう。
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