「教会は母です。」教皇フランシスコの言葉に目を見張った!

「母なる教会」とは「教会は母のよう」

という意味合いの言葉だと理解していたが、「教会は女性です」(11月12日付)と明言されると、正直な反応は「そこまでおっしゃいますか」だった。「母のよう」が無難な感じはするのだが、断言されるとことで、確かに、漠然としたイメージがシュッと収まったというか、もっと言うなら、「教会が女性になった!」という驚きと覚醒!一般的な女性のイメージが身近にいる○○さんのように具体的な女性の姿に変わったと言ったほうがいい。

控えめだが前向きで、ここというときは次々と質問して理解を深めようとする。それでいて、気まずくなるどころか、なんとなく和やかなうちに前向きな雰囲気で話し合いが収まっていく。指宿の小さな教会でもある話だ。「教会は女性です」という明言の裏には教皇のいわば女性観ともいえる視点があるらしい。記事は次のように続く。

「女性たちこそが希望を抱くすべを知っていて、教会と信者たちにできることを見出すこともできます。いくらか恐れはあっても勇気をもって限界を超え、思い切った行動ができるのです。」

こうした女性観の出所は知る由もないが、移民という貧しい生活の中で自分を育てたしっかり者の母親の影響が大きかったのかもしれない。何かで読んだことだが、司祭になる前の職場での教皇の上司は共産党の女性だったという。具体的な言葉は忘れたが、彼女に対する肯定的な感想が述べられていたと記憶している。母親とのことやこうした職場で出会った女性とのことが背景にあったのかもしれない。

ともあれ、今号は一面全面がシノドスで埋まり、2面の大半もシノドス関連。久々にじっくり読んだ。日本の教会にどんな風を吹かしてくれるのか楽しみだ。それにしても、ネタニエフは共に歩む気などさらさらない」という自治政府首相の言葉に各国の独裁者の顔が浮かんだ。アメリカ大統領候補者がケネディ家から無所属で出るという。分断の民主国家に新しい風が吹けばいい。そうして、「シノドスの風」が世界を覆うといい。

えびの高原遊歩道

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