引っ越しの時に取り分けたDVD
未だにテーブルの上で所在なさそう。そのテーブルもいまだ物置状態が続く。従って、とりあえず「ここに」が継続中。思わず手に取ったのが最初の訪問地ギリシャ篇。なぜかパソコンがうまく受け取ってくれない。音楽鑑賞に毎日活躍しているプレイヤーにかけると鮮明な画像が。
思わず見とれてしまった旅とは
1997年と言えば、司祭叙階25周年の年。待望の半年の休暇が出るとき。しかし、手放しではしゃげない理由がボクにはあった。「私たちは一生働いても休暇なんか出ませんよ。」全く思いがけない信徒の言葉が蘇るからだった。「わ~いいですね」と喜んでくれるものとばかり思っていた自分の「世間知らず」をいまだに恥じているのだが…。
それで取りやめるほど気の弱いボクではない。親しくしていた今は亡き司祭に相談して教えてもらったのだが、なんでも各修道会合同の大学がシカゴにあって聖書学科秋のコースがオープンになるということだった。「自信はないが、聖書なら何とかなりそう」と参加することに。
東洋人だからという理由で…
東洋人はボクとボートピープルで渡米して司祭になったピーター神父さん2人だけ。日本で何年か働いたというオーストラリア人司祭もいたが、東洋人だから同じ言葉を話すだろうと同室に。貧しい発想に驚いたが、5歳年上の彼は「言葉もできないらしいので」と細かく気を使ってくれて兄貴分でいろいろ気を使ってくれた。続く。
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