三か月過ぎての感想
当初は、「指宿の三倍忙しい」と言っていたが、その実情は変わらないとしても、なぜか楽しい。いちいち伺いを立てる電話もなく、大きな行事も淡々とこなしていく。「司祭は一生懸命ミサを捧げてくれたらいいのです」と言われているようだ。忙しくても疲れない訳がここにある。
通夜も葬式もお手のもの
葬式でさえも信徒のチームワークはバッチリ。しかし、これこそ司祭の出番とばかりに慌てた。儀式書がない、香炉や聖水はどこに…。そのうち、信徒用と思われるしおりを見つけた。どうしても香炉と聖水入れが見つからない。「仕方ない、葬儀屋のものを使わしてもらおう。」
30分前に到着して驚いた。信徒会長と典礼係がすでに来ているではないか。しかも、復活のろうそくが棺の横に高々と立てられている。その横には香炉と聖水が。しかも、会衆用の椅子には手元のしおりと同じものが置かれていた。全てがこんな具合なのだ。疲れない理由の二点目だ。
えっ、月曜日は司祭休日!
毎月発行される予定表。来た当初は気が付かなかったが、ある時、改めて丁寧に目を通してビックリした。「月曜日司祭休日」”司祭の休日は火曜日”というのが暗黙の了解みたいになっていたように思うが、これほど明確に、予定表に載せられた記憶はない。なんだか感動してしまった。それからというもの、月曜日になるとミサ後早々とスイッチオン。
コーヒー片手にエコバイク
朝食後はコーヒー片手にエコバイクをこぎながらニュースと朝ドラ鑑賞。ゆっくりでも30分もこぐと結構足に来る。火照った体を冷やしながら島の新聞を丁寧に読む。かつては5分で終わっていたものだが、数十年ぶりの新聞は、どうかすれば、4,50分という充実ぶり。
その後は、気ままにライン遊び。二つのグループにサガリバナを投稿したものだから、大変な反響。「それでは」と今朝のミサ後、隣の信者宅でCGで描いたのではと思われるような鮮やかな色彩のプルメリアを投稿。奄美はこうした珍しい花がたくさんある島の印象を与えたよう。
お昼の準備はFORESTAを観ながら
鹿児島のヒマな知り合いが録画したものを送ってくれるので、この数年のストックがあるので助かる。今日は聞きかけの、昭和の歌謡曲の後半で40年代の和声フォークソング集。男性もいいのだが、個人的には、女性の高音の美しさにほれぼれとする。いつまでも聞いていたい。
いつも驚くのが、ピアニストたちの演奏。あれほど多くの楽曲なのに全く楽譜を見ることもなく軽やかに弾いているではないか。頭の中をのぞいてみたいと思う。それはそうと、”フランシーヌの場合は”はベトナム戦争時代の反戦歌ではなかったかと思うが記憶が定かでない。15時35分。あ、もうこんな時間に。
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