名前も書いてないし、「一体誰だろう」と思いつつ開封してみても差出人の名前がない。どこかで見たことのあるような添付の写真。よく見ると、驚いたことにあの京都でのインターフェイス駅伝で次の走者にタスキを渡す場面。
改めて本文を読み直してさらに驚いた。「休暇でフィリピンに帰国し叔母のシスターマリアにも会いました。」30年も昔からよく知ってるシスターではないか。「ということはもしかしてあの時の甥の神学生?」
改めて署名に目を向けるとやはりあった。先ほどは気づかなかったが、手書きのサインに隠れた名前は「フレデリック・バスコ」。「あのフレデリックくんだ!」思わず声を上げた。
2004年といえば今から11年前、当時神学生だったフレデリック君の援助をおばさんのシスターに依頼され、写真が壁にかけられている。写真を見るたびに「どうしているんだろう」と思っていたのだが、すでに司祭になつていたとは!
Googleマップで住所を調べてみたらオーストラリアのシドニー近くの小教区であることもわかった。そういえばずいぶん前に「オーストラリアに来ています」というメールをもらったようにも思う。どんないきさつがあったのかは知る由もないが、そのままオーストラリアに残ったものと思われる。それにしても、「一言あっても…」と思う。
ま、元気なようでなにより。早速、返事のメールをした。
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