おもてなし効果
「お・も・て・な・し」でオリンピック招致に成功したことで弾みがついたこともあって、おもてなしは日本のキャッチフレーズになった。おかげで来日する外国人はうなぎ上り。どの国よりもお客様を大事にしていると自負する人々もいる。確かに、店員さんの態度は知っているどの国よりも丁寧。
余計なお世話
それにもかかわらず、駅や空港、バスや電車での放送、なんとかならないものか。丁寧すぎて「うるさい!」と声をあげたくなることがしばしばだ。前にも書いたことだが、「発車します」は許せるとしても「揺れます、曲がります…」は不要。「電車とホームの間が広く空いています」は目の不自由な人には必要かもしれないが、「お子様連れの方は手を離さないように…」は全く不要。第一、子育て中の人に失礼ではないか。子供の安全を守れない親はいるかも知れないが、動く歩道で子供がコケたからといって何も空港側の責任ではない。つまり、余計なお世話。騒音でしかない。
レベルの低さをアピール
ケッサクなのは、動く歩道の終点近くでの「まもなく終わります。」全盲の人が利用しているのなら分かるが、普通の人なら動いている歩道がもうすぐ終わることぐらい分かるとは考えないのだろうか。文化村にジャングルから初めて出てきたばかりの人なら必要かも知れないが。「日本人は、当たり前のことも放送で教えてもらう必要があるらしい」と自分たちの未熟さをさらけ出しているようで恥ずかしい。
1人の声は百人分
昨晩、談話室でそんな話をしていたら、「確かに多すぎる。同じようなことを書いている人がいるよ」と教えてくれる司教さんがいて気を良くした。「1人の投書の後ろには100人の人がいる」という話が思い起こされた。なるほど、僕1人の虚しいボヤキではなく、少なくとも200人の支持を得ていると考えていい。決して多い数ではないが嬉しかった。そのうち、「電車バス空港での放送を考える会」を立ち上げてみようかな。
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