久しぶりの好天のもと久しぶりの30キロソロツーリング

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専用道路は夢のまた夢?

帰りがけに見かけたノビタキ

帰りがけに見かけたノビタキ

今回の目的地は開聞町にある枚聞(ひらきき)神社。実はそこの宮司さんとは諸宗教懇和会の役員という間柄。4年も5年も顔を合わすうちにすっかりお友達になった。「指宿ですか!?是非…」ということで機会をうかがっていた。おりしも、梅雨の晴れ間の昨日午後、午前中と打って変わって今にも降り出しそうな雲行き。5分もしないうちにポツポツ落ちてきたもののそのままとばした。最初の関門は町を出る長いトンネル。それまでの幅広い歩道が一人用の狭い歩道に変わり車道を行くことに。通行量はかなりあってしかも道幅は十分と言えない。身の危険を感じたので中ほどで歩道に上がり歩くことに。国内を縦横にめぐらされているという数年前に見たドイツの自転車専用道路が思い出され、豊かな国の貧しい行政が悲しかった。

癒しの池に遭遇

無風時は開聞岳が姿を映すという

無風時は開聞岳が姿を映すという

幸い、空模様は悪化することなく曇りのままで快適。しかし、大型車も通る国道を行くのはやはり気が重い。山川高校を過ぎたところで、決めかねていたコース変更を決断。その先の長い坂を回避したかったのと県道241号の方が交通量が少ないと判断したからだ。ある程度の起伏はあったものの正解だった。1時間半ほど行ったところで3時のおやつ。といっても、自販機のナントカラテ160円と店先のソーセージ100円。「枚聞神社はこの道でいいんですよね。」聞くともなしに聞いてみた。「チャリですか?」若者言葉に意外な感じもしたが、店を出て懇切丁寧に教えてくれた気のいいおばさん。これも、ミニツアーの小さな出会い。教えられた点滅信号を過ぎて上りに差し掛かって思わずチャリを止めた。事前調査で分かっていたのに、久しぶりの遠出ですっかり念頭から消えていた鏡池だ!秀麗な薩摩富士が向こうにそびえる絶景スポット。青サギがコロニーを作って子育て中らしいことも分かった。

古来の信仰と出会った

枚聞神社正面

枚聞神社正面

名刹といえば、唯著ある有名なお寺のことだが、神社の場合は何というのだろうか。ともかく、訪れた神社は800年代にまでもさかのぼるものでまさに由緒正しい。聖域とこの世とを隔てる竜の頭の彫られた門は270年前のもの。宝物殿には500年前の貴婦人が愛用したという化粧セットが完全な形で保存されていた。海の日に当たり近くの漁港で安全祈願祭を澄ましたばかりのお友達の宮司さんにおもてなしのお茶をいただき特別の案内もいただいて帰路に就いた。神学部4年の時のゼミのテーマは神社神道で、護国神社の宮司さんにインタビューに行ったことなどが思い出された。古来の信仰は尊重するに値する。これについてはいつかまた書いてみたい。ともあれ、6時少し前無事帰館。思ったほどの疲労感もなく通常通り9時就寝。

 

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