2人のフランシスコ

東京でもこんな夕焼けが見たのも新鮮だった。教皇フランシスコの「ラウダート・シ」は「あなたは称えられますように」という意味で、アッシジの聖フランシスコの「太陽の賛歌」に何度も出てくる言葉だと知った。勉強会の最終日の今日はこの賛歌を初めの祈りとして全員で唱えた。

月と星を姉妹と呼び、風や水を兄弟、大地を母と呼ぶ聖フランシスコに触発された教皇は、この地球を「私たちの家」とみる。そんな麗しいこの地球が人の手によって壊されていく姿に耐えられない思いでこの回勅を発表したに違いない。第1章の見出しは「わたしたちの家で起こっていること」となっていて、壊されていく私たちの家に対する痛みについて情緒的に述べるだけでなく、「環境問題に関する最新の科学的成果を踏まえ、気候変動・水問題・生物的多様性の保護・環境的負債など、現在の環境危機のいろいろな様相を見つめている」(講師によるバチカン放送の翻訳)。

ゴミの島、ハエの島が文字通り夢の島公園に。興味深と言われるだけあって、配布された資料に何度も出てきたエコロジー。エコと言えば誰もが「あー」と分かるほどに馴染んでいる言葉だが、ロジ−が付くと的確な訳に困るのだという。

それはともかくとして、エコが家を意味するオイコスというギリシャ語に由来すると聞いて、思わず、「あ、そうか!」と妙に納得した。それというのも、聖フランシスコが自然界を兄弟姉妹、そして母と呼び、教皇が環境問題を取り上げてこの地球を「わたしたちの家」と呼ぶときの感性は全く同じ なんだと直感したからだ。早く日本語で読みたい。

午後は、近くの夢の島公園内にあるあの第五福竜丸を見学。1954年ビキニ珊瑚礁でマグロ漁をしていた時、アメリカの水爆実験に遭遇し被爆した。語り部の女性が、生存者から直接聞いた話も交えながら当時の様子を熱く語った。ゴミ捨て場だった当時の夢の島は廃船の墓場でもあったという。その一つが第五福竜丸だった。たまたま気がついた人の呼びかけで被爆の証として国が引き取り保存する今では放射能は検出されない。ことになったという。

小学生の頃だったと思うが兄や姉たちが話していたことから船の名前は覚えていた。こんな近くで保存されていたことに驚いた。140トンのはえ縄マグロ漁船は木造ながらも頑丈そうで、ここに保存されるまでは水産大学の練習船として使われていたという。。

悲惨な体験をしただけあって、年季の入った船体から発する反原発のあかしはインパクトがあった。

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