日本が国作りのノウハウを中国に学んだ頃の話
「古代日本の官僚、天皇につかえた怠惰な面々」そんなタイトルを見ただけで面白そうと思わない?退屈な記述は飛ばしてつまみ食い。国家という概念がなく、豪族達の寄り集まり。それを、天皇が国としての形を整えるべく奮闘したわけだが、
天皇を現人神とした戦前の日本人をあの当時の人々が見たら間違いなく「アホか」と言うに違いない、と思われるほど畏敬の念などかけらもなかったらしい。だから、天皇主催の宴席への遅刻欠席は朝飯前で、職務怠慢も常態化していたらしい。
無断欠席はまだいいとして出張命令にも素直に従ったわけではなく、取り下げ状を出す人がいたり、係長クラスの人が役職返上を願ったりと出世意欲ゼロというか無欲というか要するに怠惰。当局側もいい加減で給料カットもなかったらしい。
就職したことのないボクには糧をえて家族を養う厳しさを知らないのでいい時代もあったものだと無責任だが、国家のテイをなすまでの草創期の姿は興味深い。日本人が社会的センスを身につけていく初期のおおざっぱさに親しみを感じた。
会議や手続きが苦手なボクとしては当時の役人達の破天荒なまでのハチャメチャさは魅力的だ。それに目くじら立てることもなく代わりの者を立てて急場を凌ぐ臨機応変さが何よりもいい。今日そんな類いの人はドラマにしか出てこないと思うが。
ストレスフリーの当時の役人達の鷹揚さはもはや化石?ともあれ、今日で夏休みが終わる。お陰で沢山の本を読むことが出来た。そして、ストレスフリーの日々も終わる。古代の人々のように無断欠勤とは行かないかな。
ま、とにかく、明日からまた久しぶりに子どもたちのことを発信しよう。
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